Sさんから軽井沢の土地の紹介があって、私の関心はがぜん軽井沢に向けられました。
ネットで軽井沢移住や土地物件の情報を読みまくりました。
軽井沢といっても、高級別荘地の旧軽井沢だけでなく、中軽井沢、南軽井沢、北軽井沢、そして西軽井沢にあたる追分など広い範囲に分かれること。
旧軽井沢は湿気が多いのが難点、それが西に行くほど湿気がなくなること。
土地の価格も、旧軽井沢では場所によっては坪40万とかそれ以上ととても手に入らない高価格だけど、西に行くに従って安くなり、追分なら坪7〜8万か、それよりさらに安い価格で売りに出されていること。
最近、東京圏と軽井沢の2拠点生活や、新幹線通勤しながら完全移住する家族が増えていること、などなど。
(土地価格は2020年時点で。この頃から、コロナ禍によるリモートワークが普及し始めたこともきっかけとなり、首都圏から軽井沢近辺への移住や2拠点生活を考え、土地を探す人が急増し、そのため、2022年冬の時点で価格は以前より上がっているそうです。お世話になった不動産屋さんの情報。)
それまで軽井沢は何回となく行っていましたが、改めて知ることが沢山。
調べているうちに、2拠点生活のもうひとつの「我が家」を建てる地として、軽井沢、それも追分がより具体的な候補地になってきました。
意を強くした私は、軽井沢の不動産屋さんのホームページを見て、気になった物件の資料をメールで連絡して取り寄せました。
そして、Sさんに資料をもらってから約1週間後の週末。お天気がよいので軽井沢に行ってみようということになり、朝早く向かいました。
Sさんに教えてもらった物件は、中軽井沢の駅近で便利でしたが、進入路が狭いことや住宅が立ち並び自然の趣きに欠けているなど、残念ながら私たちが思ったような土地ではありませんでした。
そこで私たちは、事前に不動産屋さんから取り寄せた土地物件の資料をもとに、その他の土地を7ヶ所ほど見て回りました。
でも、浅間山の眺望がとても良いけれど、周りに緑が少なかったり、資料ではわからなかった難点(接道がとても狭い、南側に家が建っているなど)があったりで、これと思うようなところはありせんでした。
まあ、そんなにすぐにいい物件に出会うはずもありません。
その日の夕方、あらかじめアポをとっていたT不動産に行き、話を聞きました。
土地物件の話をする前に、まずは軽井沢全体の土地事情を詳しく教えてもらいました。
これがとても参考になりました。担当してくれた営業の方が、各エリアの特徴に止まらず、軽井沢の生活情報、例えば美味しいお蕎麦屋さんやスーパーの話など多岐にわたって、親切に話してくれました。
そして、追分がいま人気だということや、軽井沢町の隣りの御代田町がぐっと土地も安く、移住に適していることを知りました。
軽井沢町の中でも西にある追分は、湿気の悩みが少ないこと。
土地の価格が他のエリアに比べて手頃なこと。
そして隣の御代田町や佐久市へのアクセスも良いから、買い物や医療の選択肢が広いこと。
夏のオンシーズンには軽井沢インターからの18号国道の混雑を避けて、佐久平から回ってこれるから便利なこと。
やっぱり軽井沢なら追分エリア。そう確信した私は、追分近辺を中心に物件を探すことにしました。
そして思い出したのが、御影用水路です。
旧軽井沢の別荘街のような瀟洒な趣きではないけれど、用水路の辺りには点々と家が建っていて、とてもいい雰囲気。森林も近くにあります。
御影用水近くに思うような土地があればベストだなあ…。
その願いは驚くことに、1ヶ月も経たないうちに叶うこととなりました。