都会育ちの私が20代の頃から憧れていた「田舎暮らし」。それがシニアと呼ばれる歳頃になり、思いがけず、あちらこちらのご縁のおかげで実現しました。
場所は西軽井沢の追分。
軽井沢での定住や別荘暮らし希望者の間で、注目度アップしてきたエリアです。
なかでもこの御影用水温水路の近辺は人気があって、土地や別荘物件を探している人が多いとのこと。
かく言う私たち夫婦も、軽井沢の土地を探し始めた当初から、御影用水付近を候補のトップに挙げていました。そして、思い通りの土地をラッキーなことに見つけることができました。
なぜ?それは我が家のトイプードル・プーが誘ってくれたから。
4年前の夏。プーがまだ生後半年の頃、私たちは軽井沢にプーを連れて泊まりに行くことにしました。犬を飼うのは初めてだったので、あまり宿泊施設の情報が無かったなか、「レジーナリゾート軽井沢御影用水」という犬同伴で泊まれるホテルをネットで見つけました。
軽井沢とはいえ、いわゆる旧軽井沢からは離れたところにあるらしいこと、でもすぐ辺りにヨーロッパの運河のような綺麗な用水路があって散歩道があることなどがわかりました。
プーがいなければ決して出会うことのなかっただろうホテルです。旧軽からちょっと遠いのが気になりましたが(実際は車で15分程度)、私たちはこのホテルに泊まることにしました。チェックインしてすぐに、まずはお目当の御影用水の散歩道に出かけました。
そして!
用水の辺りを吹く涼やかな風の心地良さ。ゆったりと流れる用水の美しい水面。そして、まるでヨーロッパの片田舎のような景色。
軽井沢の西にこんな素敵なスポットがあるなんて!
私たち(ぷーも!)はいっぺんでこの散歩道が気に入ってしまいました。
その時点では、軽井沢追分に家を建てることなど、まったく考えていなかったのです。
でも、あるきっかけから、軽井沢での田舎暮らしという選択肢が浮上。
軽井沢は自宅のある熊谷から車なら1時間半の距離で、2拠点生活の場所には最適と気づいたのです。
そしてなんと、土地探しから約2ヶ月弱で、御影用水近くの理想の土地と「電撃スピード婚」に至りました。
それから約1年半。想い描いていた北欧風一軒家が完成しました。
夢は色々とふくらみましたが、「お財布」と相談しつつ、妥協しないこと、妥協してもいいことを交通整理して、ついに「2拠点生活」の基地が完成したのです。
そうは言っても、子供の頃から家庭を持ってもずっと東京や埼玉のマンション暮らし。
そんな田舎暮らし初心者の私が、右往左往しながら夢を実現していくさまを時に応じて書き残しておきたいと、このブログを立ち上げました。
どうぞよろしく。