昨日、関東そして甲信越も梅雨入りしました。
早速、朝からずーっと雨。
しとしとしとしと降り続いています。
こんな日が続くと、追分ハウスの日課である水やりもお休みです。
でもまさに恵みの雨。
新緑や草花が濡れている様子を窓から眺めるのも、またいいものです。
さて、クリスマスローズの話を少し。
私はこの花に少し苦い思い出があります。
名前の愛らしさに魅かれて、数年前にネットで苗を購入して自宅マンションのベランダで育てようとしたことがありました。
可愛らしい苗を鉢に植えて、最初のうちはせっせと水やりしていました。
ところがそのうち体調を壊して、朝起きることができずに一日中寝込んでしまうような日が続き、水やりを満足にできないまま時間が過ぎてしまいました。
そして気がついたら、すっかり元気がなくなってしまっていました。
「ああ、なんて酷いことをしたんだろう」とひどく後悔。
自分の日頃の不甲斐なさとだらしなさをつくづく思い知らされた感じでした。
生き物を育てるには、自分も健康でなければ。
そうも思いました。
「どうしようかなあ、来年花は咲かないかもしれないなあ」
とつらつら思っていたところ、夫が救世主になってくれました。
実際のところ、我が家の夏のベランダは日当たりが良過ぎて異常に暑くなってしまい、植物には過酷な環境だったのです。
そこで夫は会社の庭にクリスマスローズを運んで、水やりを欠かさないようにして大事に育て直してくれました。
そうしたら翌年の春、可愛らしい花がぽっと咲いたのです。
私はそのニュースを聞いて、ほっと胸をなでおろしました。
そんなわけで、ちょっと思い入れのあるクリスマスローズ。
追分ハウスの庭にも去年の6月と10月に全部で3株植えました。
6月に植えたものはこの4月頃に蕾が開花して、いまもご覧の写真の通りです。
<花木の豆知識>
●クリスマスローズ:宿根草(多年草)。花期は12〜3月(うちのは春になってから咲きました。何故かな?)。耐寒性は強いです。植え付けは普通、10月〜3月に、水はけの良い明るい半日陰に行う。水やりは地植えの場合は基本的に必要なし。肥料は地植えでは、10月に緩効性肥料を。鉢植えの場合は、10月、12月、2月に緩効性肥料を施し、10月〜4月まで液肥を月に2〜3回。